田辺藩裁判資料研究会
幸いなことに、舞鶴は旧加佐郡奉行役所の文書が大量に残されており、田辺藩裁判資料研究会を作って、解読を進めてきました。
一九九五年十月、同志社大学名誉教授の井ヶ田良治先生のご指導を戴きながら、また間に竹屋町文書の『御祭礼書記』を挟み、読み進めてきました。
当初の裁判資料を終え、今は『刑罰筋日記抜書』と呼ばれる資料を呼んでいます。
今年度は雑記四冊のうち第一冊三二から読み始め、三月には第一冊が概ね終わりました。
なんだか難しそうでしょ?
江戸時代のお役人がわざと小難しく書いていますが、寄ってたかってなんとか読んでいます。
犯罪記録ですが、当時の生活の様子がわかるのが面白く、想像を膨らませています。
そろそろ今のテキストが終わるので、次は何にしようかと思案中です。
文章そのものはわかりやすく書かれていますので、初級の古文書講座くらいですので興味をもたれた方はお気軽にご参加ください。